2024年1月21日日曜日

クラブの調整5

私の調整道具


左上左上
①シャフト系に応じ。ソケットを差し込むツール
左上左下
②ソケットを先端から、計ってハンマーで打ち込むツール
左上中
③シャフトを抜いた後接着剤のカスを取る金ブラシ。
④抜いたヘッドの中の接着剤カスを取るブラシ。替えブラシ
左上右
⑤シャフトカッター
左下
⑥自作ヘッド抜き器。
写真が切れてますが左にネジがあり、回すと黄色の小さい万力で固定したシャフトが左に移動し、ヘッドが抜けます。

ヒートガン=高温ドライヤー。

家庭用ボンベにつけた、バーナー

どのクラブの場合も、コツとして、差し込み口から1~2センチ付近を集中して、打面の反対側を中心に熱します。
雑巾、タオルは木綿のものを使います、化学繊維は張り付いてしまうので、だめです。
ヘッドを冷やさないために濡らさないので、焦げても良いものを用意して下さい。(複合ヘッドの場合はクラウン側を濡れぞうきんで冷やす場合もあります)
カーボンシャフトの場合、差し込み口に近いところを温めすぎると、シャフトの上塗り塗料が燃え出すことがあります、注意して下さい。

注意事項
いずれにしても、引火、火傷には十分注意して、自己責任で、トライしてください。

④この方法は結構難しくて、旨く行かない場合もあります。
特に温度の頃合の見極めが難しく、接合部が200度Cを超えないと抜けませんし、熱し過ぎるとカーボンシャフト自体が蒸し焼きになり強度が弱くなります。
また、熱するのが不十分なところを力でねじりますと、カーボンのシャフトを固めている樹脂が柔くなっているので、カーボンシャフト付け根付近でシャフト自体がねじれて使えなくなる事があります。(何本かやってしまいました)その意味でも、初めの一本はスチールシャフトが無難です。
日本シャフトの950、850は扱いやすいです。 とにかく2~3本やればコツが飲み込めると思います。自己責任でトライして下さい。

古い輸入クラブやサンドウェッジの中には強力な接着剤が使われているものがあり、ヒーターでは熱が足りずどうしても抜けない場合は、今でもカセットバーナーを使います、やはり熱量が違いますので、巧く扱えば手早く出来てシャフトへのダメージも少ないように感じます。

⑤仕上げが肝心
抜き取れたら、まだ熱くて接着力が無いうちに、接着剤のかすを取ります。素早さが必要で、シャフト側はワイヤーブラシ、100円ショップで売っているステンレスか真鍮のブラシで手早くとります。
ナイロンブラシは溶けてこびり付くのでだめです。
スチールは地金の色になるまできれいに落とします。(後で接着力に影響する場合があります)
カーボンの場合はかすのある部分だけを心掛けます。強くこすると先がバラけます。
問題はヘッド側で、 熱いので雑巾で包んで手で持ち、ホームセンター(リンク)にある直径10mmの管磨き用真鍮ブラシでシャフトを抜いた穴の中のかすを取り除きます、これは面倒ですが熱いうちでないと、固くなってからは紙やすりやドリルの歯で気長に落とすしか手がなくなります。

これで、ヘッドとシャフトが分かれましたので
二組あれば入れ替えることが可能になります。
くっつけるのはエポキシ系の接着剤を利用します。私はホームセンターで売っている2液混合で30分硬化接着剤を使っています。これだけではクラブとしての強度を保てませんので、必要なことがあります。

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